モデリングイントロダクションコース
モデリングコース
Modelonは特定のドメインにおけるモデリングに関するコースを提供しています。モデリングコースは、熱流体、力学、制御などの物理分野の原理と理論を応用し受講者を育成するために設計されています。本コースは実践的なモデリングのためにModelicaスタンダードライブラリを使用しています。
現在下記のモデリングコースの受講が可能です。
お客様のご要望に合わせたカスタムトレーニングのご提供も可能です。詳細はセールスへお問い合わせください。
制御系モデリングコース
この1日のトレーニングコースで、ModelicaおよびDymolaを利用した制御分析と設計の方法を学ぶことができます。古典制御理論におけるフィードバック、フィードフォワード、PID、評価、そして、状態フィードバックを考えます。
ワークショップでは、様々な物理現象を取り扱うシステムを例に取り、Modelica標準ライブラリとModelica線形システム2を利用することで、制御理論を適用します。
受講後、Modelicaモデルで表現される物理システムの適切な制御ロジックを設計し、シミュレーションすることが可能となります。
本コースは以下のトピックスをカバーしています。
制御原理とシステムの表現法
- 制御の要件
- システムの表現
- パフォーマンスの評価
- 線形化
- 線形分析
- モデルオーダーの低減
分散制御
- PID制御
- フィードフォーワード
- 標準制御構造
集中制御と最適制御
- 観測可能性と制御可能性
- 線形二次制御
- 状態評価
- 一次元ガウシアン制御
- 外乱モデリング
機械系モデリングコース
この1日のトレーニングコースでは、Modelica.Mechanicsライブラリのイントロダクションを行います。ライブラリの概要と利用方法、そして、分析方法について学ぶことができます。様々な機械システムの構築を練習するとともに、Modelica言語のコードの初歩的な記述にまで及びます。
本コースは以下のトピックスをカバーしています。
機械系モデリングのイントロダクション
- 機械システムのモデル化に利用可能なライブラリ
- 無償と有償のライブラリについて
- Modelica.Mechanics.Rotational
- Modelica.Mechanics.Translational
- Modelica.Mechanics.MultiBody
並進と回転の機械ライブラリを使ってできること
- 基本的な部品
- 符号の慣例と意味
- 力とトルクの釣り合い
- フリッピングコンポーネント
- コンポーネントの実装
マルチボディライブラリを使った作業
- コネクターの定義
- 位置と配向の表現
- ループの閉じ方
- 分岐機能
- 連結グラフ
- 組み立て
- グラフィック
- プリミティヴ
- 可視化
- 後処理
- コンポーネントの実装
熱流体モデリングコース
この1日のトレーニングコースで熱力学と流体のモデリング、またModelica技術を用いたシミュレーションのイントロダクションが受講できます。Modelica.MediaとModelica.Fluidライブラリの使用方法と分析法を学びます。様々な熱流体システムの構築と基礎的なModelicaコードを使った独自のモデルの作り方を練習します。
本コースは以下のトピックスをカバーしています。
熱流体モデリングのイントロダクション
- 熱流体モデリングの原理
- 流体モデリングの設計様式
- Modelica.Fluidライブラリを使った様々な流体モデル
- 流体モデルの数値計算に対する見地
流体モデルの特徴
- 流体システムのINDEXリダクション
- ストリームコネクターの考え方
- 熱流体のモデリング
- 基本的な部品
- 符号の慣例と意味
Modelicaスタンダードライブラリによる作業
- Modelica.Media:基本原理と利用方法
- Modelica.Fluid:基本原理と利用方法
- Modelica.Fluid:実演と概要
- 熱流体コンポーネントの作成
対象者
モデリングイントロダクションコースは、Modelon製ライブラリを包括的に習得したいユーザーやライブラリ開発者を対象としています。本コースはお客様のニーズとツールに合わせ調整することができます。
お申込み方法
トレーニングコースには、定期開催のトレーニングコースと、お客様の要望に合わせたカスタマイズトレーニングコースがあります。お申込み、お問い合わせなどはセールスにご連絡下さい。