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Modelon Impact: 導入のハードルを下げギャップを埋める新しいツール

Johan Windahl August 11, 2020

エンジニアリングの新時代が到来し、研究開発と試験が同時に行われています。今後の物理システムのエンジニアリングは特に複雑であり、高度なモデリング機能が必要です。エンジニアリングの新時代が到来し、研究開発と試験が同時に行われています。今後の物理システムのエンジニアリングは特に複雑であり、高度なモデリング機能が必要です。これまで、物理モデリングツールチェーン間のギャップと導入のハードルの高さから、非常に多くの企業や団体がシミュレーションのメリットを十分に享受できていませんでした。

 

たとえば、企業のチームがあるプロジェクトで作業する場合、通常は(これまで利用したものであったり、他の選択肢がないこと等によって)様々なツールチェーンを用いて対応することが必要になります。エンジニアリングのバックグラウンドを持たないメンバーの多くは、シミュレーションツールに直接アクセスしたり、貢献したりすることはできません。これは本質的にメンバー間のコラボレーションを阻害し、イノベーションを妨げ、多くの個人や企業・団体がシミュレーションやシステムエンジニアリングの力を利用することを排除します。

       

コストを見えなくする障壁

他部署と十分な連携を取らずに作業を実施した場合、たとえある一部の変更であっても、その変更によって他部門で新しい問題が発生することはほぼ確実です。各チームが互いに直接連携の必要がない開発の場合であっても、隣接するシステムの開発を独自に進めると、互換性のない手順を気楽に作成し続ける可能性があります。関係者全員が理解できる包括的なシステムレベルのモデルがないと誰も真の課題を把握することができず、解を求めるために多大な時間が費やされることになります。その結果多くのリソースが無駄になり、土壇場でその場しのぎの修正を急いで行うことになります。

また、問題を予め回避する目的で、各部署がソフトウエアのバージョンを一致させるために必要なインストールを実施したり、ライセンスを確認したりといった本来は必要のない作業に時間が多く取られることもよくあることです。このようなことを繰り返していては、これらに時間を取られ、本来実施すべき業務上の課題解決に充てる時間が減ってしまいます。

しかし、最も厄介なものは目に見えないコストです。それは、物理モデルの利用によって利益が得られるにも関わらず、シミュレーションエンジニアではないためにその利用機会を奪われていることです。スキルを有するエンジニアのみが利用可能なツールが存在するだけでは、この問題を解決できないのではないでしょうか?

Modelon Impactでギャップを埋める

私たちは上記のような不公平な状況が存在することを認識しており、2017年にそのギャップを埋めるための活動を始めました。社内のモデリング及びシミュレーションのエキスパートをひとつに集めたチームを立ち上げて検討を開始し、その成果としてModelon ImpactModelon Impactはリリースされました。

Modelon Impactはオープン且つクラウドにも対応しており、コラボレーションを実現するマルチドメインモデリングプラットフォームです。Modelicaのオープンスタンダードに基づき構築されており、統合化されたユーザインターフェイスを有するため企業や団体に属する誰もが利用することができます。

Modelon Impactの開発においては、誰もが利用できるための検討並びに製品への反映を行いました。もちろん他のツールと同様にモデル構築時にはドラッグ&ドロップ操作が利用でき、構築したモデルの全体像の把握も容易です。構築されたモデルは方程式ベース且つオブジェクト指向であるため、同一のモデルを複数のシミュレーション(動的解析、定常解析、最適化など)で利用することが可能です。新しいモデルを別途作成するという面倒な作業は必要ありません。

またModelon Impactでは利用可能なすべてのModelonライブラリ製品を活用することができ、そのバージョンアップやライセンスについて個々のユーザが心配する必要はありません。サーバ上で管理された「唯一のデータソース(single-source of truth)」に全員がアクセスできるため、企業全体のあらゆる部門が初期段階から共同開発に参加できます。これによりコミュニケーション上の問題や土壇場での修正などの抑制や不要な作業の削減にも貢献します。

さらに特筆すべき特長としてModelon ImpactではWebアプリの開発が可能で、これにより知識や経験に関係なく誰でもアクセスして利用することができます。例えば現場のコンサルタントや営業チーム、さらには社外のメンバーであっても、計算機やスプレッドシートに数値を打ち込むのと同じくらい簡単に、複雑なマルチシステムシミュレーションを活用できるようになります。

世界が必要としていたのは、最新のユーザエクスペリエンスを提供する統合されたマルチドメイン物理モデリングツールでした。Modelon Impactはその要望に応えることができます。またこれはほんの始まりに過ぎません。まだ始まったばかりです。

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