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Modelon Impact 2021.2版リリース:改善点・新機能の紹介

Johan Windahl June 21, 2021

Modelon Impactのリリースを発表いたします。製品リリースノートの全文をご希望の方はこちらへお問い合わせください。

各ライブラリ製品のアップデート情報はこちらからご確認いただけます。

3Dアニメーションに対応

  • 追加設定不要で、アップデート後すぐに使用可能
  • オブジェクトの選択機能向上 ― オブジェクトが非表示の状態でも内部のオブジェクト選択が可能
  • 3DアニメーションをGLB形式で出力 ― バイナリ3D形式であるGLB形式の採用により、プレゼンテーションに埋め込みが可能
  

マルチコンパイルによるパラメータスイープ実装

  • range () および choices () 演算子を用いた「構造パラメータ」の実験に対応
  • コンパイルのスケジューリング・並列の自動化
  

Modelicaコードエディタの改善

  • ハイパーリンク(コンポーネントのパス)機能でクラスへ素早く簡単に移動 ― 矢印で前後の画面への移動が可能
  • リーダビリティ改善
    • テーマの選択 ― ダークテーマとライトテーマから選択
    • コードの折りたたみ ― 注釈の折りたたみが可能
    • ブラケットマッチング ― コードブロックの開始点と終了点の確認が容易
    • コメントアウト ― コードのコメント化設定と解除
    • Word-Wrap ― 長い行を複数の行に改行
  

ライブラリブラウザのフィルタ機能に対応

  • フィルタへの手入力で瞬時に結果候補を表示
  • モデル、パッケージ、ファイル名などでのフィルタリングも可能
  

CS-FMUのインポート対応

Co-simulation(協調シミュレーション)FMU*をインポートし、Modelicaモデルと接続したシミュレーションの実行が可能になりました。一般的なユースケースとしては、サードパーティ・ツールで開発されたコントローラをインポートし、それをシステムモデルに接続することです。

  • FMUを自動でインポートしModelicaのWrapperモードを生成するFMU-importツールを搭載

*Modelon Impact と同一のOS(Windowsデスクトップ版およびオンプレミス版でのCentOS 7)で生成されたCS-FMUにのみ対応可能

  

構文エラーのあるライブラリやモデルの処理に対応

  • ライブラリのインポートまたはロード ― シンタックスエラーは、パッケージブラウザに赤い点で表示。薄赤色のドットは、パッケージ内のモデルに構文エラーがあることを示す。
  • エラー箇所の修正 ― コードエディタでエラー箇所を手動で修正。エディタでは、問題がどこにあるかを示すことが可能。
  

局所方程式のバランスチェッカー搭載

  • 方程式が局所的にバランスがとれているかどうかを素早く検証可能。共通のエラーモードとして生産性を高める
  • 局所でのバランスチェックでは、サブコンポーネントのバランスが取れていることを前提に、方程式や変数の数が一致していることを確認
  

その他の改善点/新機能

性能面:

  • シミュレーションの高速化 ― UIから実行する際のオーバーヘッドを削減
  • 符号処理の改善 ― 特殊なケースでは、方程式系のサイズを小さくすることができ、シミュレーションのパフォーマンスが向上
  • Modelicaインバース注釈に対応 ― シミュレーションの速度とロバスト性の向上が実現

ユーザビリティ:

  • プロットの改良
    • カラーのカスタマイズが可能
      • 軌跡や結果のポイントを選択し、プロットUIを使ってカラーの変更が可能
      • カラー設定をビューに保存可能
      • パラメータスイープの結果表示の際、マルチカラーモードの選択が可能
    • Y軸の単位表示に対応
  • ソースコードのフォーマットを改良
  • モデル複製でのフォーマットを保持
  • サイズ評価に失敗した場合のコンパイラのエラーメッセージを改善
  • 暗号化されたモデルの診断機能の向上 ― 暗号化されたコンポーネントを含むモデルのデバッグが容易化
  • キャンセルされたシミュレーションの結果を表示
  • 再宣言されたコンポーネントへの対応を改善
  • シミュレーション設定時に時間単位の変更が可能 ― 大規模な時間スケールでの実験設定が容易化
  • Modelica”HideResult”の注釈に対応

モデルの利用:

  • 最適化ツールチェーンの改善 ― CasADiツールチェーンでより多くのModelica構造に対応
  • 外部関数、サイズの未定の関数、サイズの未定の入れ子関数、列挙型、if文の扱いの改善に対応
  • 大規模モデルにおけるCasADi転送のパフォーマンスが約60%向上
  • CS-FMUをエクスポートする際に、新しいソルバ 2次のRunge-Kutta法を選択可能
  • カスタムファンクションの改善 ― プリコンパイルされたFMUが必要ない場合に指定するオプション

モデロン製ライブラリ製品アップデートのハイライト

エネルギー&プロセス系ライブラリ

  • 火力発電ライブラリ、CO2貯蔵・分離プロセスにより強化
  • 様々な制御とダイナミックな最適化オプションにより、火力発電ライブラリ内のマイクログリッドを大幅に改善
  • 火力発電ライブラリ内の新しいテーブルベースメディアとその改良型クリエイターを実装
  • 実行時間を大幅に短縮するヤコビアン解析を空調ライブラリに追加
  • 実用化されつつある事例(超臨界CO2、液化空気エネルギー貯蔵)を多数追加

自動車産業系ライブラリ

  • 車両ダイナミクスライブラリに追加されたモジュール式電動パワートレインにより、ELクーペやピックアップトラックでの加速、トルクベクタリング、レンジ推定の表示が可能
  • 車両モデルをコンパイルし、VI-Grade®シミュレータで実行可能
  • Simcenter Tire (MF-Tyre/MF-Swift)モデルを最新版に更新
  • すべてのオートマトランスミッションのギアシフト動作が大幅に改善
  • 最も一般的なAC電動機とAC/DCインバータのコンポーネントと事例追加

航空系ライブラリ

  • 複雑な(マルチフィジックス、マルチライブラリ)高性能航空機着陸デジタルツインの例を追加
  • 複数のレベルでの液体シミュレーションに対応した新しい複雑形状の燃料タンクモデルを開発
  • 様々な形状に対応した新しいタイプの燃料タンク用オリフィスモデルを追加
  • 航空宇宙系ライブラリ向けに開発された共通のアンビエントコンポーネント
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