燃料電池ライブラリー

Modelica の燃料電池ライブラリーは燃料電池のモデリング、シミュレーション、解析、制御設計に利用されています。プロトン交換膜燃料電池(PEMFC)や固体酸化物形燃料電池(SOFC)のシステムの設計に優れています。

研究やシステム設計に欠かすことのできないコンポーネントが含まれています。

このツールの柔軟性と拡張されたコード、そしてライブラリーに実装された複数の例があるので、広い範囲で利用し始めることができます。

Benefits

  • システムとコンポーネントの設計を同一のツールを使って効率よく集中して行うことができます。
  • 燃料電池が適用されるあらゆる領域で容易に使うことができます。
  • 過渡挙動の分析や設計デザインのために詳しく研究されたものをご利用いただけます。
  • 改質やその他の媒体の取り扱いができます。
  • Modelica オープンスタンダードに基づいてモデルの再利用を行ったり、他のライブラリーと両立して利用することが容易にできます。

    上図では、天然ガス、水、そして空気が燃料前処理系に供給されます。そこで各要素は混合され、予熱され、SOFC スタックに適した合成ガスに変えられます。この合成ガスは5 kW のSOFC スタックの陰極側に送られ、一方で、熱せられた空気が陽極側に送られます。ここでのスタックは50のセルを伴う3つの下位スタックを含んでいます。多くの水素ガスが発生するように各々の下位スタックの陰極チャネルで改質反応が起こります。水素と酸素は電池膜中で反応し電流が生じます。

    Modelica の燃料電池ライブラリーは、燃料電池スタック、PEMFCやSOFC システムに関わるあらゆる産業や研究機関において有用です。

    主要な応用対象は、航空宇宙、自動車の電力が挙げられます。典型的な課題としては、システムの設計、反応による素早いダイナミクスとスタートアップ過程などが挙げられます。

    燃料電池ライブラリーを使うことで、システムを詳細に記述して実時間シミュレーションをすることができます。


    1. Daniel Andersson, Erik Åberg, Jonas Eborn, Jinliang Yuan, Bengt Sundén, Dynamic modeling of a solid oxide fuel cell system in Modelica, Proceedings 8th Modelica Conference, Dresden, Germany, March 20-22, 2011
    2. Karin Fröjd, Karin Axelsson, Ivar Torstensson, Erik Åberg, Erik Osvaldsson, Gregor Dolanc, Bostjan Pregelj, Jonas Eborn, Jens Pålsson (2014). Development of a Real-Time Fuel Processor Model for HIL Simulation, Proceedings of the 10th International Modelica Conference, March 10-12, 2014, Lund.
    3. Erik Åberg, Jens Pålsson, Karin Fröjd, Karin Axelsson, Gregor Dolanc, Bostjan Pregelj (2015). HIL simulations of a Real-Time Fuel Processor Model, Proceedings of the 5th European PEFC and H2 Forum, June 30- July 3, 2015, Lucerne.

    燃料電池ライブラリーはModelon の製品であり、Modelon のパートナーによって世界中に届けられています。

      気軽にお尋ねください。

     製品シート

     リリース情報